脂漏性皮膚炎は、頭皮、顔、胸、背中などの皮脂腺が多い部位に炎症を引き起こす慢性的な皮膚炎です。赤み、かゆみ、そしてフケや皮膚の脂っぽい鱗屑（りんせつ）が特徴的な症状です。
脂漏性皮膚炎は乳幼児と成人に最も一般的に見られ、乳幼児のものは成長とともに治癒することがほとんどすが、成人のものは慢性的で、特にストレスや気候の変化、全体的な健康状態の悪化などで症状が悪化することがあります。

国分寺市で脂漏性皮膚炎にお悩みの方は、お気軽に恋ヶ窪皮膚科クリニックへご相談ください。

原因は完全には明らかにされていませんが、皮脂成分の質的異常が基にあるとされていて、皮脂が分解されて皮膚の刺激のある物質となり炎症を起こすのではないかと言われています。また、皮脂と特定の真菌類（主にマラセチア属）との相互作用も影響すると考えられています。
遺伝的要因、ストレス、季節の変化、ホルモンの影響、過剰な皮脂生成などは増悪要因として関与するとされています。症状としては、皮膚の赤み、炎症、かゆみ、フケ、および皮膚の脂っぽさが挙げられます。

脂漏性皮膚炎の治療には、かゆみや炎症を抑えるステロイド外用剤、マラセチアの影響を抑える抗真菌剤などが使用されます。抗真菌剤入りのシャンプーも効果的で、定期的に使用することで症状の管理が可能です。

脂漏性皮膚炎は再発しやすい病態ですが、適切なスキンケアと治療により症状は管理することが可能です。日々のケアとともに、ストレスを適切に管理し、バランスの取れた食生活を心がけることも症状の軽減につながります。