蕁麻疹は赤み（紅斑）を帯びた小さな皮膚の膨らみ（膨疹）が突然出る病気です。

特発性の原因が分からない身体の反応によるものから、寒冷、熱、物理的刺激など様々な原因によって誘発された主にヒスタミンという物質により引き起こされます。一時的なものが大多数ですが、長期間にわたるもの（6週間以上続くものを慢性じんましんと呼びます）まで、その症状は様々です。

国分寺市で蕁麻疹にお悩みの方は、お気軽に恋ヶ窪皮膚科クリニックへご相談ください。

原因は多岐にわたり全てがアレルギーによるものではありません。7〜8割の患者さんは自発的に症状が現れるタイプ（特発性）でほとんどの場合原因は分かりません。残る3〜2割の方が特定の刺激に反応して現れるタイプ（刺激誘発型）です。

そのため蕁麻疹の診断は主に問診と症状に基づいて行われ、基本的には原因を調べるための検査は行われません。

主な症状は皮膚の腫れや赤み、そして強いかゆみです。まれに腹痛や呼吸苦を伴うことがあります。症状は数時間から数日間持続することが多く、現れては消えてを繰り返すことが特徴です。

治療は症状の緩和を目的としています。抗ヒスタミン薬の服用が一般的で、症状によりその他抗アレルギー薬も併用します。重症の場合は医師の指導のもとステロイド薬を使用することもあります。

従来の基本治療で完治せず慢性化した場合には、生物学的製剤による注射治療の選択肢もあります。

蕁麻疹は不快な症状を引き起こしますが、適切な治療とケアによって改善が見込まれます。症状が長引く場合は、お気軽に当クリニックまでご相談ください。

多くの蕁麻疹は受診時には症状が消えてしまっている事があります。症状が出ている時に皮疹の様子を写真に撮っておき、受診時に見せて頂くと診断がスムーズになります。